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なんでも反芸術シリーズ4《AI的な、あまりにAI的な『犬VSラーメンVSガスコンロの手をもつ警部補VSパーリコレVSさいしょからなにも知らない今泉』》
⭐︎素材 パルプ紙、ペン用インク
⭐︎サイズ A4サイズ
私が生まれた時期には、動画専門のウェブサイトじたいが存在していませんでした。
私は、アニメは子供が見るものだ、と考えていたため、早い時期のうちに、テレビよりも、岡本太郎やサルヴァドール・ダリの画集を眺めるようになりました。なぜか、私のまわりには、アニメオタクが集まってくることが多いのですけれども、私には、どのように見ても、彼らが文化の担い手という意識をもっているようには思えなかったのです。
それからあとになって、大学の講義をサボりながら、ボードリヤールの模造品(シミュラークル)論や、ベンヤミンの《複製技術時代の芸術》などを読むようになって「世の中は二次的な情報が優位となって、ほんものの人間らしさを脅かす時代となっているんだな」と思ったのです。いまは、そのとおりになっています。この流れをとめるすべを、私は知りません。
ただ、デジタル化社会を風刺することによって、われわれがよけいな悩みをかかえないようにすることはできる。昔のオタクたちにさえも、肉体中心の価値にたいする反対意識くらいの精神はありましたけれども、AIには、肉体や精神じたいがありません。AIが人間の創作物をもとにしなければなにもつくることができない知性であるならば、その反対に、われわれのほうで、AI的な知性の行くすえをパロディにしてやろう、という発想も、ありだと思います。
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